2020年04月05日
不登校のお子さまを持つ保護者さまにも様々な方がいますし、人それぞれの背景がありますので、みんな同じとひとくくりにして語ることは出来ません。
不登校になったのは子育てを間違えていたからと悩む保護者の方もいますが「そうではない」と強く伝えておきます。
学校に通えない理由、学校が苦手な理由、学校に行かないと選択した理由は、本当に人それぞれだからです。
かえって、身体の成長も様々であるのと同じように、ココロの成長のスピードも様々であり、興味を持つもの持たないものも様々であるのに、同じ年というだけで同じ教室に押し込められ、一方的に授業を進めていく教育に疑問を持たなかった昭和・平成初期のころが不思議なくらいな気がします。
ただ、令和のこの時代でも、まだまだ旧態依然の教育制度にがんじがらめとなって、前にも後ろにも進めない状況にあるのが、日本の教育なのかも知れません。
保護者さまのみなさんも、お忙しい方が多く、お子さまと接する時間を十分に確保できない現実があるようですが、第3者である私たちターニングポイントを挟んで、ゆっくりとお子さまの声に耳を傾け、言葉を発することを慌てず、焦らず待ちながら、将来の進路などについて、ゆっくり進めていけたらと思っております。
留学をサポートする私たちですが、出発前では様々な悩みなどに直面することが多々あります。日常、自宅にいることの多いお子さまと日々直面していることで、なかなか想いを聞き出すことができない保護者さまにも私たちは寄り添い、そこから間に入り、親子関係のチョウツガイの役目などもしています。
中学受験に挑戦したこと、この事実を私たちは認めてあげます。その結果、学校に通えなくなったことはしょうがない。それは入ってみなければ分からなかったことなのだから。でも、友だちが遊んでいる中、塾に通い、睡眠時間を削って、中学受験という負担の大きいことに挑戦したことの事実を認め、その”チカラ”が備わっていることを気付いてほしいと思います。
日本の学校が合わない、日本の学校が苦手な子どもたち、不登校の子どもたちを、優しく温かく迎えてくれる海外の子どもたちと一緒に「海外の学校」を体験することで、きっと、「自分の居場所は日本だけではない」と感じることと思います。世界には様々な学校が存在しています。百聞は一見に如かず(Seeing is better than hearing)、世界の見え方、自分の向かう先がガラッと変わる瞬間が、留学した先にはあると思います。
そんな皆さんの人生のターニングポイントに寄り添えたらと思います。
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