保護者さまへ

留学は保護者のみなさんも自立するチャンスなのです

ターニングポイント 共同代表

酒井 邦彦

 私には2人の息子がいます。子育てにどれだけ関わってきたかと問われると、残念ながら自信を持って答えられることはしてきていません。それでも子どもの成長に合わせて、今までだったら出会うことのなかった方々と触れ合い、子どもたちが社会人になっても「○○ちゃんのお父さん」として認識されています。年齢や学歴や性別という社会人としてある意味守られていた世界から、「○○ちゃんのお父さん」といった違う世界に舞い込んだ時の出会いがあって、今こうしてさまざまな子どもたちの成長に向き合う仕事を許されたのではないかと思っています。

 さて「留学は保護者さまも自立するチャンス」とは、ひと言で言うならば「子離れのチャンス」と言い換えられるのかも知れません。子離れというのは、子どもの成長と共に自然とできてくるものと思っていますが、例えば幼稚園から小学校へのように各人生のステージごとに大なり小なりの心配事は尽きないものです。こと「海外留学」、しかも学生の身ならなおさらです。留学経験のない保護者さまもたくさんいますので、留学そのものへの理解や海外で生活していくことの漠然とした不安、ましてや日本の学校に通えなかったわが子が本当に海外の学校に通えるのか、充実した高校ライフを過ごせるのか…。このさまざまな想いすべてに期待する答えになっているかは分かりませんが、どのような悩みがあろうとどんなに不安であろうと、日本で待つご家族にできることは「子どもを信じること、応援し続けること」これに尽きます。

 保護者さま以上に海外で暮らす子どもたちは、不安に押しつぶされそうな気持の中で前に歩みだすことを選んだことを忘れず、挑み続けているのです。保護者のみなさまにはこのことに立ち返っていただきたいのです。 今は、子どもたちとのコミュニケーションが昔と比べて取りやすく、気軽にLINEメッセージなどを使って連絡を取り合っているご家族も多いですが、このやり取りすべてを否定するわけではありませんが、私たちが保護者さまのみなさんにお願いするのは「留学当初は連絡を取ることを控えるように」です。留学当初はうまくいっていてもいなくてもどこか不安な気持ちと本人はつき合っています。そのさなかに「ごはん食べている?」「寂しくない?」と聞けば、それは寂しいですし「お母さーん」と叫びたくなって涙も出てくるのは誰だって同じです。保護者のみなさまの寂しさを、海外の地で一人乗り越えようとしているお子さまに転嫁しては、せっかくの機会が台無しになります。ここは保護者のみなさまも子どもたちと一緒に乗り越え、自立するチャンスと捉えていただければと思っております。

 わが子も長期の海外留学をしたことがあります。多くの子どもたちを海外に送り出すのと、自分の子どもの場合とでは気持ちに変化はなかったと言えば正直ウソになります。とにかく心穏やかではなかったことを思い出します。それでも、滞在期間中は彼からの連絡がない以上はこちらからは連絡を取らないと決めたのでした。

 ある日の早朝、久しぶりに留学先の息子からとても短いLINEメッセージが届きました。「スカイダイビングやるわ」と。高いところが苦手で、小さい時から喘息でどこに行くにも吸入器を持たせていた彼がスカイダイビングとは…。唖然としました。ベットから転げ落ちそうになりながらも「へえ、いつ?」と平静を装いながらメッセージを送りました。返事は…返ってきません。仕事中もLINEが届いているのではと確認するも返事はない。もしや妻の方に連絡が入っているかと電話するもいつもと変わらない静かなLINEだと。翌日「スカイダイビングをするならば吸入してからやれよ」と「心配はしていない。むしろやってみろ」と強い父親を思わせるようなメッセージを覚悟を決めて送りました。するとしばらくして「昨日飛んだよ」という返信が届き顎が外れるくらいの驚きがありました。できたんだ、大丈夫だったんだと胸が詰まりました。「そっか、楽しかったか?」という無事を確認した冷静な父親はこういうメッセージを送るんだと思いました。


 帰国後、この時のことを聞く時がありました。「しかしよくやったよな」と言うと彼は「きっと家族で旅行している時だったらしていないだろうね。留学中だったからだよ。」と。家族と一緒だったら恐らく私や妻は体よく止めることを勧め、そして彼はスカイダイビングには挑戦しない選択をしたでしょう(今振り返れば彼の経験やチャンスを潰していたかも知れない)。しかし留学中は小さなことから大きなことまですべて自分の意志で選択することを当たり前のようにしてきたのです。自分の足で歩くことを知った彼はもう後戻りはしません。息子を信じた分、大きく成長して帰ってきた時の感動は今も忘れません。『自立』ってこういうものなんですね。そして『親の自立』というのも、こんな具合にある日突然やってくるのかも知れません。

あくまで親である私たちができることは信じること、応援すること、このことこそが最大で最高のサポートなのです。

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