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障害を乗り越えカナダ留学を実現!

2019年12月13日

病名     :強迫神経症

発症時期   :高校2年生

初めての留学 :母親と共にカナダ・バンクーバーで語学研修 2週間(ホテル滞在)

現在     :再びバンクーバーに留学し、カナダで名門大学UBCへの進学も決まっている

 

「セメスター(学期)が終わるまで髪を切らないって決めてたんで、こんなボサボサですいません(笑)もう少し綺麗な格好をしてくればよかった」と、はにかみながらいう小林さんも、5年前に初めてカナダにやってきた

 

「最初来た時には、握手もできず、自分のバックも床に置くこともできなかったんです。もちろん、英語も全く話せませんでした。」と振り返る。病名は強迫神経症。「洗浄強迫といって分かりやすくいうと、極度の潔癖症です。入院前は14時間も手を洗い続けたりしていました」と。5年の間、入退院を繰り返し、高校では出席日数も足りなかったが、先生の配慮もあってなんとか卒業。「成績は良かったんで(笑)」と常に笑顔の小林さん。

 

「自分の脳内で自分だけのルールを作り、それにフォローをしないとパニックを起こしてしまう」と自己分析もできている小林さんだが、これも主治医の先生との出会いがきっかけで、今自分がどのような状況であるか、何が嫌なのか、どうすればこの嫌な感情から脱出できるかなどを分析し、ノートにその時の感情を記録していくという治療法に出会えたからだという。

と言いつつも病気発症の原因はわからない。

 

治療の一環で「暴露療法」というのがある。(自分の嫌なことを克服する)

 

「無理やりやってきた。その無理にやってきたことで少しずつ克服してきている」という。「嫌なことは日本にいるよりカナダにいる方がたくさんあります。だから克服しなければならないこともカナダの方がはるかに多いんです。親も、日本にいればいろいろとサポートしてくれるだろうけれど、それもカナダとなってしまえば親もサポートできないし、自分でなんとかしなければならないことで、どんどん克服できたのかもしれませんね」という。再びバンクーバーに来た時の滞在方法はアパートでの一人暮らし。多くの留学生はホームステイや寮滞在をするが、「人と共に生活するのが難しかったから」と、最初からアパートでの一人暮らしの選択しかなかったという。

UBCとは…University of British Columbia(ブリティッシュコロンビア大学)カナダの超名門大学の一つ)

 

 

言葉の壁、人とのコミュニケーションにも難しさがあった中で、衣食住の問題も乗り越えてこれたのはなぜか。

 

 

「このままじゃダメだ、なんとかしなければ」という覚悟があったからだと思う。主治医の先生にも「一生引きこもっていてもおかしくない」とまで言われていたらしい。でも小林さんは、「このままではだめだ」と強い信念を持って、あえていばらの道(カナダ留学)を選択した。

 

今では英語で困ることもないようで、「英語を学ぶ」から「英語で何を学ぶ」かを考えている。「日本にいたころは理系科目がまあまあ得意だったけど、こっちにきて英語でAccounting(会計学)の授業を取ったら、これが結構面白くて」と。英語を学んでいる頃には考えつかない学びにも出会っている。

 

 

「24歳でカナダに留学して5年。親に負担を掛けていることは認識している。経済面では本当に情けないと思っています。同じ年の人が社会で働いている年齢でもあるわけで、だからこそ勉強しなければならないと本気で思っている。振り返っても、自分の人生を恥じてはいない。ここカナダの地で一人でしっかりやれているし、大学に行きたい、CPA(公認会計士)を目指したいと、カナダにきたことで夢を追いかけることが出来てよかったと思っています」

 

 

不登校やひきこもりの方、精神疾患の方に向けて

 

「精神病とかは環境に慣れてそこが心地よくてなかなか抜け出すことって難しかったりするけれど、ここ(カナダ)にくると本当に生活基盤が変わるので、無理やりにでも変えなきゃならないのは(人生にとって)大きいと思います。言葉も通じないので、何かをしないと死ぬ、という恐怖はまず出てくる。今でも覚えているのが、マクドナルドの注文が出来なかったこと(笑)

自分でなんとかしなければならないと思う。海外で生活するってそういうものです。

こっちにくれば、人間関係を一から築かなければならない。築くというよりかは、本当に自分を一から作り上げることができると思う。だから今までのことは気にせず、新しいスタートが切れると思う。そのきっかけとしては、留学はいいと思う。ただ厳しい。それに病気をもっているというディスアドバンテージはしっかり理解した上で心の準備を整えれくれば、人生が変わったと分かる。

覚悟さえ決めてしまえば、あとは環境がそうさせてくれる(そうせざるをえない)

自分は最初は病気を治そうとは思っていなかったから何も変わらなかった。

覚悟を決めてしまえばどうにでもなる。病気も同じで自分で何とかすると思わなければ治らないと思います。」

 

 

サポートしてくれる現地サポートオフィスの方に向けて

 

安心できます。最終的に困ったときにそばにいてくれる存在は本当にありがたいです。

ぷら~とオフィスに訪れ、日々の生活の相談や進路についても親身になってお話を聞いてくれて、的確なアドバイスをして下さる「頼れる存在」があるのは嬉しいです。

 

 

 

 

最後に

 

「こっちにきてスノーボードを始めたんです。雪まみれになって地面に大の字になったとき『あ~あ、こんなことできるようになっている』と思った時、本当に嬉しかったです」

 

 

担当したカウンセラーより~未来ある次の留学生たちへ~

 

私たちの使命は、ロゴにもあるようにみんなの「未来への懸け橋」となることです。挑戦することで何かが宿り、自分が変わることを恐れずむしろその変化を楽しみながら、気付かないうちに、根拠のない自信が芽生える、それが留学だと思っています。

誰も知らない地で、もがき苦しみ涙することもあるでしょう、でもそれがなんだか楽しく「オレ/ワタシ、頑張ってるね」って褒めたくなる。

留学は長ければ長い方がいろいろな経験が出来ていいのかも知れません。でも、その前に「なぜ留学をしようと決断したか」が大事だと思います。

想いを口に出し、そして書き出すことで頭の中が整理でき、ただ決断しただけではなくその言葉に責任を持とうと一度はする。でも次の瞬間、出来ない理由を探しはじめ諦めます。こんな自分を愛せなくなり辛くなってしまいます。

愛し続けられるように、決断して口に出すまではじっくり時間をかけていいと思います。でも決めたらすぐに行動に移してほしい。

これは誰もみな同じです。不登校だからどうだということではないと思っています。決めたらすぐに留学への準備に入りましょう。その先にはきっと君らしい未来が待っています。

 

それを私たちターニングポイントは応援し続けます。

 

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