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イギリス~現地からのお便り~

2021年12月07日

 

 今回は、イギリスから!

 

 

 

 

 みなさん、こんにちは!英国は昔から”揺り籠から墓場まで”と言われ医療先進国として知られています。


 

 しかし、新型コロナウイルスの影響もあり、その伝説も曲がり角に来ています。

 


 NHSは患者さんにとっては無料の「公営病院」とも表現されますが、実際には半民半官のような状態であり、国から支払われる診療報酬が収入基盤となります。 新型コロナウイルスの影響でソーシャル・ディスタンスのために患者受け入れ数が制限され、診療数が減少していることはニュースを通じてご存知かと思います。

 

 

 これは、病院の収入源が減ったことも意味します。飲食店でお客さんを制限していた時期に売り上げ減少が起きたのと全く同じセオリーです。皆さんは、 NHS病院の中でもプライベート診療が行われているのをご存知でしょうか?プライベート診療はプライベート病院で行うものではないの?と思われる方も多いかと思いますが、実際はNHS病院でも行われて入り、そしてこれを推奨しているのは、他でもない国なのです。

 診療優先順位は患者の経済力ではなく病状によってがNHSの創立理念ですが、高齢化社会などの背景もあり、国が全ての医療費を負担することに限界が来ています。10年前の大きな改革でNHS病院のプライベート収入の割合を病院全収益の49%まで認めると決定が出ました。その背景には診療報酬ばかりに頼るのではなく、病院も自力で稼ぐ努力をしなさい、という国の本音があります。病院全収益の49%がプライベート収入であるならNHS病院と呼べるのか?という意見もありました。どのような理由であれ患者診療ができなかった以上、NHS病院は診療報酬を受け取れません。その結果、経済的損出を埋めるためにプライベート診療に頼ることになります。病院経営も大変ですね。
 

 それでは、来月も皆さんにいろいろな情報を送ります。ぜひ、ご覧ください。 

 

 

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