カナダ～留学生からのお便り M.Yさん｜株式会社ターニングポイント

Topics

留学体験談新着ニュース

カナダ～留学生からのお便り M.Yさん

2022年05月23日

　2022年2月にカナダに渡航して3カ月が経ち、今回で3通目のお便りを届けて頂きました～

　こんにちは。

　不登校歴3年と起立性調節障害(OD)を経験したカナダの語学学校生です。

　今回は私がカナダに来てから変わったこと、新しくついた習慣などに関して話していこうと思います。

　まず一番に私自身の変化、身体的な変化について。それは朝早く起きることができるようになったこと！

　これはものすごく大きいです。私はニュージーランドの留学生特別支援プログラムにも昨年オンライン授業（コロナ禍のため）という形ではありましたが参加していました。その時も朝から活動しなければなりませんでしたが、どうあがいても“オンライン”。授業の一分前に起きても間に合ってしまいます笑

　私が今住んでいる家から語学学校までは電車とバスで約４０分、授業は９時前スタート。毎朝6時台に起きて8時半に家を出る生活です。二度寝もたくさんしますが、まだ遅刻回数はゼロ！　起立性調節障害(以下ODと呼ぶ)を経験したことを踏まえれば自分でも自分自身が誇らしいぐらいです。

　次に人間関係の変化について。

　ODについて掘り下げていくと、ODを発症しやすい子の特徴に真面目な子があげられることがあるそうです。

　自分で言うのも何ですが、私もその例外ではなかったように思います。学校では何かと褒められることも多く、よく重要な役割も担っていました。ところがその一方で人間関係において無意識のうちに気を使い過ぎていた点もあったように思います。

　誰かの役に立たないと、私の弱い部分を見られてはダメだ。心の中で見え隠れしていた潜在意識が結果的に私の首を絞めていたのです。

　そんな中で私はこっちに来てから人との関わり方を改めました。それは人に甘えること。もちろん今までの習慣を急に変えられるわけではないので徐々にですが自分の年齢をいいことに（今通っている語学学校の大半は大学生または大人）分からないことは分からないと言うなり、自分がどうにかしないと、という責任感を誰かに少し委ねてみたり…。今までの自分とは違う形で人と接するようにしています。

　それが私のストレスの軽減に繋がっているかは私もまだ観察段階です。しかし、昔と同じ道は辿りたくない。そんな思いで色々模索中ではありますが、今の所、海外の新しい環境でもいい人間関係を築けていると、私はそう思います。

最後は自己管理についてです。

　留学に来てから一番の変化はもちろん日常的に使う言語が変わることですが、その次に上がってくるのが自分の面倒を自分でみなければいけなくなるということだと思います。自分の身の回りのことはもちろんのこと、特別な日に手の凝った料理を作ってくれる両親はもういません。自分の機嫌は自分でとる。そして、今まで家族と共同してやってきたことが全て自分のタスクへと変化します。その代表格が家事でしょうか。最初の頃は新しい生活が始まる！と張り切って全部見よう見まねで掃除、洗濯を毎日のようにこなしていましたが、しばらく経つと私はモチベーションを無くし、省けるものは省く、というスタンスに変化していきました。

　それに加えて貴重品、金銭管理も自分の責任になります。私はまだ自分でお金を稼いだことがありません。そのため、お金の価値を１００理解した、とは言いませんが確実に言えるのは、お金に対しての捉え方が昔と変わったということです。

　本当に必要なのは何か、何か代用できるものはないのか、節約するために頭を巡らせる毎日です。それにカナダはチップ文化もある国です。チップなんて払う必要がない、お金が勿体ない、なんて考えてしまえば、節約第一の私に返す言葉はありませんが私は敬意を払うという意味でカフェやレストランに行ったときは必ず払うようにしています。

　そういう意味でも、カナダに来てからお金の捉え方に対する変化はたくさんありました。

　見知らぬ地で生活を始めて、新しい人生を歩み始めてからはや数ヶ月。私を取り囲む何もかもが変化した環境でよく頑張っていると矜持を持ってこれからも頑張りたいと思います。

　また次回のお便りでお会いしましょう！